お年玉をもらったら、早速使いたくなるけれど
お正月にお年玉をもらって早速、ゲームを買おうとしている我が子。
「おーい、欲しいゲームはそのお金だけでは買えないよ?」と子供に話すと、「欲しい!欲しい!」の一点張り。
3〜4桁の数字がわかる様になりましたが、まだ物の価値や物を買うにはいくらかかるという事に漠然とした感覚しかないので、そろそろお金と物について、教えるのには良い時期かもしれないと思い、こちらの絵本を読み聞かせることにしました。
くもん出版 「100円たんけん」
作者 文:中川ひろたか絵:岡本よしろう
物語はコンビニでの「お菓子買ってー」という子供のおねだりから始まります。
「100円までよ」とお母さんに言われた子供は駄菓子を組み合わせて100円分を買ってもらい、その後、100円ショップに立ち寄ります。
そこではありとあらゆるものが100円で売られていて、形も大きさも用途も違うのにどれも100円で買えるという事に驚きつつ、他のお店だったらどんな物が買えるんだろうと興味を持ちます。
そこから商店街に繰り出して、「100円で何が買える?」という100円探検が始まります。
「一緒に商店街でお買い物してみたいね」と興味深々
我が家の買い物といえば、専ら大型スーパーか通販か。
そんな訳で我が家は商店街で買い物をするという経験があまりないため、買い物する際に「これは100円何枚分だよ」という会話はするものの、「100円だけだとこの量が買える」ということをあまり伝えていませんでした。
その点、こちらの絵本は商店街を巡りながら「お肉100円分は?」「野菜100円分は?」とお肉屋さん、八百屋さん、お魚屋さんと様々なお店で比較しながら100円分を可視化して伝えてくれるので、物の価値とお金の関係がわかりやすく、また親しみやすいイラストのなので、子供も興味津々でお話を聞いてくれます。
実際の買い物では100円ぴったりのものは少ないですが、絵本を読んでいると私も子供も「実際に八百屋さんやお肉屋さんを巡ったり、商店街でお買い物してみたいなぁ」という気分になります。
初めてのお金絵本におすすめの1冊です
「100円一枚の価値はどんなものなのか?」ということを知ることで、お金に対して考えるきっかけをくれる1冊だと思います。
物語が子供の視点で描かれているので、興味を持ちやすく、文体も読みやすいので、初めてのお金絵本におすすめです。