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まったり 気ままに すきなことを

子どもが時計に慣れるためにした事

 

 

時計の授業は小学校1年生の算数で

時計の授業自体は小学校に入って、足し算などがある程度進んでから始まります。「長い針がさしているのは何時?」というところか進んでいきます。

 

ある程度、学校生活が落ち着いてから「時計の授業」になるのですが、実際はそれよりも前に時計を見る必要が出てきます。例えば、学校に間に合うように朝起きる時間、家を出る時間、何時までに学校に行く必要があるのか、何時に寝ればぐっすり眠れるのか。あらゆる場面で、時計を習う前から時間を見る必要があります。

 

もちろん、そのタイミングで毎日「起きる時間だよー」「学校に行く時間だよー」と声かけを出来れば良いですが、自分からすすんで支度を進めていってほしい場合には、習う前にある程度、子ども自身が理解してくれている方が、すんなりと朝の支度を進められるかと思います。

 

数字や時計に興味を持つタイミングは人それぞれですので、全く興味を持たない、全然覚えなくても、気長に数字に親しむ気持ちで子どもと一緒にすごせると良いかもしれません。

 

もしお子さんが「これってなに?」と時計自体に興味を持ったときや、「ママ(パパ)いつくるの?」と気になった時が良いきっかけかと思います。

 

我が家のタイミングは数字に興味を持ち始めたら

 

我が家の場合は数字に興味を持ち始めて、ある程度数字が読めるようになってから、子供から見える場所に時計を置くことにしました。それまでは数字も書いていないシンプルな時計を利用していましたが、大きく1〜12まで書かれている丸い時計を用意しました。

 

 

数字に興味を持ってきたら、「おうちのどこに数字があるかな?一緒に探してみよう!」と遊びながら見るのも良いですし、秒針を見ながら「ぐるぐる動いてて面白いねぇ」と観察してみるのも良いかもしれません。

 

いきなり時間を伝えようとするのではなく、遊びの中で数字探しをして興味をさらに広げていけると、時計を見るきっかけになると思います。

 

子どもが「ママ(パパ)、まだ?」と言ってきたら

 

ある程度大きくなってくると、数字以外にも「短い・長い」「小さい・大きい」といったことがわかるようになってきます。リボンや折り紙を使って、物の長さの「長い・短い」が比べられるようになってきたら、時計の針も長いものと短いものがあることが伝わりやすくなるかと思います。

 

そして、ママやパパがお出かけしていて、どちらかが子どもと一緒にお留守番するときに「ママ(パパ)、まだ?」と早く会いたくて聞いてくるようなことがあるかと思います。我が家はそのタイミングで毎回、「あの長い針が6を過ぎたら帰ってくるよ」と伝えたり、「短い針が9のところくらいには帰ってくるかな?」と伝えてみます。

 

すると、自然と子供も時計を見てくれたり、繰り返すことでだんだんと針の進み具合で、どのくらいの時間感覚なのか、ざっくりと体感できるようになってくるかと思います。

 

時計を読みやすくするための工夫

ざっくりと長い針、短い針がわかるようになってきて、1〜50くらいまでの数字を理解できたかなという辺りで、さらに子供が時計を読みやすくするために専用の壁掛け時計を用意しました。

 専用の時計を用意する

こちらのMAGの掛け時計は長い針の先にも細かく分がわかるように数が書かれており、5分ごとに色分けもされています。長い針の範囲表示で時間も分かりやすくなりますし、「11と12の間だから11時だね」「12時に見えるけど、まだ長い針が58のところにいるから11時の枠の中に短い針がいるね」といった事が目で見て分かりやすくなっています。

 

 

年長さんくらいになってると、時間の間隔がだんだんとついてきて、朝の身支度や帰りの時間など生活習慣もある程度固定されてきているかと思います。

 

 声かけを重点的に行う

「●分になったら家を出ようね」「●時に帰ってくるね」「●時●分になったらおうちに帰ろうね」「●分になったら、お布団に入ろうね」と日々の生活で、声かけを行うようにしていきます。

 

最初のうちは分を伝えるのは難しいともいますので、30分ごとに伝え、だんだんと区別がついてきたら15分、10分、5分と細かくして伝えて行ったほうがわかりやすいかと思います。

 

その際も、必ず「時計を見てくれる?」とまず、視線を時計に向けます。そして、子供が時計を見てくれてから時間を伝えるようにします。

 

こうすることで、しっかりと「今、針はどこで、次針がどこに行ったらそれをするのか」ということを目で見て、耳で聞いてインプットする事ができるかと思います。

 

最初は興味がなくても、1年生になるまで気長に口癖のように続けていくと、そのうち自然と時計を見てくれるようになるかと思います。

 

 すぐにしっかりと伝わらなくてもOK

とにかくまずは数字に慣れ親しむことが大切だと思いますので、すぐに伝わらなくても焦る必要はありませんし、親も気長に向き合う方が気持ち的にも楽だと思います。

 

無理やり押し付けるのではなく、楽しみながら進めていく方が子供も受け入れやすいかと思います。

 

 気長に、一日の流れを定着させていく

公園に行くときに「今ちょうど2時だね、短い針がどこに行ったら帰ろうか?」と子供に質問してみるのも良いかもしれません。また、帰る時間が決まっているような場所では「時計の短い針が今ここだね、短い針が6のところになったら終わりだよ」とあらかじめ帰る時間を伝えておくのもいいですね。

 

急に「もうあとちょっとだから帰るよ」と言われても、子供自身も心の準備がありますし、まだ遊びたいという気持ちが急に寸断されてしまうので、帰り際にぐずってしまうことがあるかもしれません。

 

こういったときに「まだ時計がわからないから伝わらないだろう」と決めつけずに、あらかじめ公園に着いたときや、帰る30分前くらいから時間に関する声かけをしていくと、「あとどれくらい遊べる」「あともう少しで終わり」と子供の中でも気持ちに区切りがつけられるかと思います。

 

また、眠る時間もついつい遊びたくなってしまうのですが、時間の声かけをすることで、だんだんと子供自身が時計を見て「もう寝る時間だー」と気づいてくれることが増えるかもしれません。

 

とにかく、いきなりワークブックやアプリを使って時計を教えるよりも、生活の中で身近に時計に慣れ親しんでもらった方が習慣として身につきやすくなります。

 

楽しみながら時計を学べる絵本

絵本を読み聞かせる際に、時間に関する絵本を取り入れてみるのも良いかもしれません。

 

アンパンマンとげんきにあいさつ (アンパンマンとはじめよう)

 

こちらの絵本は針を実際にぐるぐると動かせますし、人気のキャラクターなので、子供自身も親しみやすく、時計の針で遊びながら読み聞かせができます。

 

もう一つは、我が家でよく読み聞かせをしていたこちらの作品。

 

だいすき ぎゅっ ぎゅっ

 

朝起きてから夜寝るまでの時間ごとにうさぎの親子が生活している様子が描かれています。

 

読み聞かせることで、「一日をどんなふうに過ごしているのかな?」ということを客観的に絵を見てと文で聞く事ができますし、可愛らしいうさぎのイラストが癒されます。

 

絵本の中に何度か出てくる「だいすき ぎゅっ ぎゅっ!」のフレーズでお子さんをハグしてみたり、最後は「おやすみなさい」の挨拶で終わるので、眠る前の寝かしつけ絵本にもおすすめです。

 

まとめ

時計に親しむために
  • アナログ時計を用意する
  • 日常的に簡単な時間の声かけから始める
  • 時計に興味を持ったら長い針の時間から伝える
  • 長い針の時間が理解できたら、区切りの良い30分から伝える
  • 短い針の時間を伝える
  • 絵本で親しみながら伝える
  • 理解しなくても、生活の中で気長に声かけをしていく

 

ついつい、デジタル時計に頼りがちな現代ではありますが、やはりアナログ時計を用意しておくのが大切かと思います。生活の中で時計を意識して習慣化していきたいですね。