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まったり 気ままに すきなことを

夜な夜な炊き込みご飯をペロリ。



 

無性に炊き込みご飯が食べたくなる日が年に何度かある。

 

子供の頃は炊き込みご飯は炒飯やオムライスとは別格で、なんとも特別感のあるご飯だった。夕暮れの時間帯、ご飯の炊ける香りが香ばしい醤油の匂いと相まって食欲をそそる。きのこや油揚げ、刻んだ鶏肉などが入って具沢山でほんのり醤油味。炊飯器の底の方にはおこげができていて、パクパクと勢いよく食べ、気づくと茶碗2・3杯分をペロリと平らげてしまっていることもしばしば。

 

大人になってから簡単に作れる方法を知っても、やはり炊き込みご飯は特別感のある料理の一つだ。もちろん、具材を鍋で煮てからしっかりと汁と具を分けて、きちんと水分量を計って、少しの手間暇をかけて作る炊き込みご飯も好きなのだが、もっとシンプルな方法で作る炊き込みご飯も好きだ。

 

米3合に対して、いつも炊飯するとおりに水を入れ、醤油は大さじ3.5くらいを計って入れる。そこに個包装になっている雑穀米の素と水で戻さなくても使える乾燥ひじきをパラパラと入れ、個包装になっていない鰹節を軽く一掴み分くらい入れる。あとは、あれば粉末の無添加こんぶだしのスティックを1本分入れる。そして、いつものように炊飯をスタートさせる(なお、早炊きは非推奨)。

 

米を研いで、一緒に材料を入れるだけ。これだけで美味しい炊き込みご飯が簡単に作れる。

 

彩りが欲しいときは人参を細千切りピーラーでカットして入れるのもよし。もう少し旨味が欲しい場合は、洗ったカットぶなしめじを入れるもよし。炊き上がりに塩分控えめの鮭ほぐしを入れても美味しいし、小ネギをちらしても美味しい。炊き上がり後のアレンジも自由だ。

 

 

今日は夕食に1.5杯平らげ、夜食では1杯。白米だったらここまでバクバクと食べないのだけれど、炊き込みご飯は本当に何杯でも行けるのが不思議だ。我ながら、食べ過ぎなのは重々承知しているのだけれど、炊き込みご飯の日は「チートデイだ!」と言わんばかりによく食べてしまう。

 

自分の好きなものを作るときは、本当に心底料理ができるようになってよかったと思う。アレンジも自由だし、味の好みも自分で変えられる。具材も好きなものを入れ放題だ。

 

普段、毎食作るたびに「何年経っても料理は苦手だ…」と苦手意識が頭の片隅で払拭できずにいるのだけれど、好きなものを作るときだけは「料理って楽しい!」という気分に満ちている。

 

日々の中で料理へのモチベーションが下がってきたら、ここぞとばかりに自分の好きなものを作ると、だんだんと気持ちも上向きになってくるので、献立に行き詰まった時に作ると丁度いい。

 

まだまだ夜食が食べれそうなお腹の空き具合だけれど、流石に23時を回ってしまったので、明日の朝ごはんの楽しみにとっておこう。