- 子育てを模索する中で出会った「ベビーサイン」
- 「ベビーサイン」とは?
- 実際に1歳半ごろまでに覚えた「ベビーサイン」はこちら
- 家族もサインを知ることで、コミュニケーションの楽しさを共有できる
- ベビーサインはどこで、どうやって覚えたの?
- ベビーサインを使う際の注意点
- まとめ
子育てを模索する中で出会った「ベビーサイン」
初めての子育てで、最初の頃は「なんで泣いてるの?」「何をしたらいいの?」「どんな風に接すればいいの?」とわからない事ばかりで、とにかく子供が寝ているときは育児書を色々と読んで過ごしていました。
そんな時にふと目に入った言葉が「ベビーサイン」でした。
「ベビーサイン」とは?
まだ言葉の話せない赤ちゃんともコミニュケーションが取れるようになる方法として、様々な手振りで行うサインが紹介されていました。
我が家では「ひとまず、これだけ覚えてくれたらコミュニケーションをとりやすいな」と思えるものをいくつかピックアップして、数をしぼることにしました。
「覚えさせる」という事に重点をおいてしまうと、思い通りにいかなかったときにストレスを溜めてしまうのではないかと思い、あまり考えすぎずにお互いで楽しめるよう、普段の生活の声かけに合わせてベビーサインのジェスチャーを加え「もし覚えてくれたら嬉しいな」という軽いスタンスで始めました。
実際に1歳半ごろまでに覚えた「ベビーサイン」はこちら
1歳ごろ バイバイ いただきます
1歳半ごろ おっぱい 抱っこ もっと欲しい 熱い 帽子
お茶をのみたい 食べたい 美味しい
1歳半ごろになると単語も出ている時期だったので、動きに合わせて喃語や単語を発したりすることもありました。
「バイバイ」は毎朝、夫を玄関で見送る際に「いってらっしゃい」の意味も込めてベビーサインを教えていました。
1歳半ごろまでに覚えたものはほとんどが食事に関するものでしたが、おっぱいが欲しい時、お茶が飲みたい時に自分で伝えてくれるので、離乳食後期は授乳のタイミングを特に気にせずに過ごせました。
”おっぱい”と”お茶が飲みたい”というのを覚えることによって、喉が渇いてどちらが飲みたいのか、子供自身で意思表示できるので、あまり愚図ることなくコミニュケーションがとれていました。
また、”もっと”というベビーサインは「もっと食べたい」や「もっと遊びたい」という欲求を伝えられるので、ご飯の際や遊んでいる際にこちらから「”もっと”食べる?」「”もっと”遊ぶ?」と”もっと”の部分でサインをして強調して見せていました。
まだお腹が空いている時、まだ遊び足りない時に子供自身がこのサインをしてくれることで、意思の疎通が取れるので、単語や喃語では表現しにくい部分を補ってくれて助かりました。
「熱い」と言うベビーサインは、「お湯が熱い」「ご飯が熱い」など、「”熱い”からケガしないように気をつけようね」と言う意味も込めて、説明しながらベビーサインを行なっていました。
食べ物が熱いとやけどしてしまうので、「ご飯が”熱い”からふーふーして冷まそうね」と”熱い”という部分を強調しながらベビーサインを行いました。
家族もサインを知ることで、コミュニケーションの楽しさを共有できる
ベビーサインがなくとも、ほとんどの時間を母子で過ごしていると、なんとなく意思の疎通がとれてくるのですが、これらのサインを他の家族に伝えることによって、普段接する時間の少ない家族でも、子供が何を伝えようとしているのか理解することができるので、周囲とのコミュニケーションをとる際にも役立ちました。
例えば、私が大掃除中に祖母に子供をみてもらっていたことがあったのですが、その際に「おもちゃで遊んでいたんだけど、”ちゃちゃ”と言いながら手をこんな風に動かしてたから、お茶が飲みたいみたい」とサインを知らせておいたおかげで、子供のしたい事が伝わったという事があります。
その後も「絵本を読みたい」や「おしまい」、「眠い」「オムツ」「手を洗う」など様々なサインを覚えていきました。
ベビーサインを通して、意思の疎通が出来たことにより「ママに伝わった」という子供の嬉しそうな表情を見て、私自身も嬉しくなりましたし、「コミュニケーションが取れるって楽しいね」ということをしみじみ感じさせてくれました。
ベビーサインはどこで、どうやって覚えたの?
ベビーサインの講習会もありましたが、私は書籍を読んで覚えました。
youtubeでベビーサインを紹介している動画もいくつかありますので、写真の説明よりも実際の動きがわかりやすいので、検索してみてみるのもおすすめです。
ちなみに書籍はこちらの電子書籍を読みました。
ベビーサインとはどんなものなのかという事を知る事が出来ますし、写真付きで動きの説明があり、伝える際のポイントなども記載されています。
ベビーサインを使う際の注意点
ベビーサインは すぐ覚えるものではない
子供がベビーサインを覚えるまでには数ヶ月かかることもありますし、サインを全く覚えないということもあります。
「こんなに毎日サインを出してるのに…」とストレスに感じてしまうことがあるかもしれませんが、”普段の声かけに少しジェスチャーをつけて話す”という軽いスタンスでいる方がこちらもストレスがたまりにくいです。
実際、我が家は覚えるまでに3〜4ヶ月ほどかかり、「もし、ひとつ覚えてくれたら嬉しいし、楽しいな」という気持ちでいました。
「覚えさせなきゃいけない!」というものでもないので、手遊び歌のような感覚でベビーサインの手振りをしてみると楽しく感じられるかと思います。
サインを知らないと相手には全く通じない
様々な書籍が発売され、ベビーサインの講習会なども開かれていますが、ベビーサインを知っているという方はまだ少ないのが現状です。
実際、私の母親の世代はベビーサインを知らず、子供がサインをしても分からない事がほとんどでした。
そんな時は「この手の動きは●●をしたい時にしてくれるんです」というフォローをすることで、子供が母親以外とコミュニケーションをとる際の手助けができるかと思います。
「覚えた・覚えない」で他の子供と比べない
子育てを始めると「この月齢で首すわり、この月齢でハイハイ」といった目安や情報が溢れており、検診や講習会などに行くと「あの子はもう●●してる」と気にしてしまいがちになります。
ベビーサインに限ったことではないのですが、それぞれの成長スピードはその子によって違うものですので、出来ないからといって焦る必要はないですし、「人と比べるものではない」というのを頭の片隅に入れておくことで、焦りやストレスは軽減できると思います。
あくまでコミュニケーションをとる補助的なものだと捉えた方が気持ちが楽になります。
まとめ
ベビーサインは必ずしも必要なものではないですが、普段の声かけに合わせて、子供と一緒に楽しみながらコミュニケーションをとる手助けをしてくれますし、実際にいくつかベビーサインを行ってきて、私自身、意思の疎通に関してはストレスをほとんど感じませんでした。
目と目を合わせて、自然と語りかけも増えていきますので、語彙も豊富になり、その後の話し言葉にも良い影響を与えてくれると思います。
ースポンサーリンクー